和菓子職人になるには
和の心を伝えながらおだやかな時間を甘く表現する、それが、和菓子職人。
【和菓子職人として働ける、活躍フィールド】
・上生菓子店 ・その他の和菓子店(饅頭・羊羹、団子ほか) ・甘味処
うつりゆく季節を芸術的な美しさで表現する和菓子。
人々を魅了する仕事について、
京都の老舗・和菓子店で聞いてみました。
京菓子司 末富 (京都市下京区玉津島町)
ご主人 山口 富藏さん
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いろんな世界を知る、それが和菓子作りの原点です。
京都の和菓子は「抽象的」で、銘<和菓子につける名前のこと>があって初めて具体化するもの。
「桜」のお菓子を作るときも、直接表現せず、何かに見立てたり、日本の歴史や、古典などを引用します。読み手はお客様。
この奥深さこそ、和菓子ならではの魅力だと思います。
またお客様のご要望に応じられるように、季節を観察したり、古典から現代美術まで様々なものを吸収するようにしています。洋菓子・和菓子を問わず、いろいろ知っておくことも大切ですね。
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満足していただくために、お客様のことを知る。
私たちのところでは、お客様からのご注文に応じてオーダーメイドでお菓子を作ることも行います。
和菓子職人というと技、というイメージが強いですが、うちではまず配達や包装・販売が主業務。若い人にもお客様の声やお菓子が使われる場に足を運ぶことで、お客様のことを知ってほしいと思います。
自分がイメージしたものができるようになるには知識や経験も大切ですが、お客様のニーズを読み取って、それを形にし、満足していただくものを提案する力が技以前に重要です。
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【みなさんへメッセージ】 知るアンテナを広げてほしい。
学生時代は教養を積むのに大事な時期です。中でも自然のうつろいに気づけるかどうかがポイントですね。テレビでも、リアルタイムで日本のことがわかりますから、それで四季の移り変わりを感じたり、いつもアンテナを張って感性を養ってほしいですね。
和菓子職人はどう自然を切り取るかが大事ですから、いろいろなことを広く勉強しておくことが大切です。
趣味を広く、いろいろな人と付き合って、和菓子を作る下地を作ってほしいです。
和菓子店で働くとしたら…。

【末富さんの場合】
- 1年目/「製造補助」と「配達」、「包装」、「販売」
※「製造補助」:あんを丸める、皮を包むなどの仕事。
※「配達」:お客様に届けるだけでなく、ご要望をお聞きする仕事。
配達を行うことで、お客様がどのようにお菓子を使われているのかがわかるので、非常に重要な仕事。 - 半年~1年後/技術次第で、生地を作る作業に入れるようになる。
中川 美由紀さん
京菓子司 末富勤務
現在、京都製菓技術専門学校講師
和菓子職人の仕事は厳しい部分もありますが、季節より一歩先を行くので、季節を待つ期待感、楽しみがいつもあります。
大事なことは接客をしたお客さんの意見をくみとれるかどうか。自分自身も作る喜び、達成感が得られる仕事だと思っています。






