京都製菓BLOG

製菓専門学校、学費と学びの関係

製菓の専門学校の学費って?

製菓の専門学校で勉強したいと考える時に、どんなことを学べるかが理解できると、つぎに出てくるのが学費についての疑問です。

入学して卒業するまでに、いったいどれくらいの学費が必要なのかは、これから進路を決めるために、知っておかなければいけない大切なこと。

とくにご両親と相談して決める中で、欠かせないことですよね。

今回は、製菓の専門学校にかかる学費についてくわしくご紹介します。

製菓専門学校の学費事情

製菓専門学校の学費は、全国を調べてみるとつぎのような状況でした。

全日制 およそ250〜350万円
夜間 およそ100〜180万円

これは、私が実際にこの京都製菓製パン技術専門学校に入学する前、全日制にするか夜間にするか迷ったときに見つけた情報です。

おそらく調べていると「160万円前後」という数字が、結構出てきます。

ついつい、そちらに目が惹かれてしまいますが、それは初年度納入金で、1年目の学費だけなので気をつけてください。

正確な学費は、資料請求や問合せをしてしっかり確認するべきです。

私も専門学校選びの時には、何校にも電話で問合せをした記憶があります。

どちらにしても全国的に見て、製菓専門学校に入学してから卒業するまでに、学費は300万円以上かかる、と思っていた方がよいでしょう。

そのほかにも費用が発生することを考えると、実際には400万円くらいは必要かもしれません。

夜間に関しては180万円くらいが相場だと考えておくといいと思います。

 

京都製菓製パン技術専門学校の場合

私が通っている製菓専門学校の学費もご紹介しておきますね。

学費内訳 パティスリー・ショコラ上級科 製菓技術科 製菓技術科夜間部
カフェスイーツ上級科
パン上級科
和菓子上級科
1年次 2年次
入学金 150,000 150,000 150,000
施設・設備費 220,000 220,000 220,000 220,000
授業料 770,000 820,000 870,000 770,000
実習教材費 540,000 740,000 640,000 540,000
学費合計 1,680,000 1,780,000 1,880,000 1,680,000

上級科については2年制ですから、1年次と2年次を足した額が合計です。

このように見ると、私が通っている京都製菓製パン技術専門学校は、わりと平均的な学費なのかな?

金額的にはどの学校も、そこまで大きな差は見られません。

ですからあとは、その学校の実績や勉強できる内容をよく調べて選ぶとよいかもしれませんね。

 

製菓専門学校、学費はどうする?

製菓専門学校の学費は、先ほどご紹介したとおり、どこでも大体同じくらいの学費です。

決して安い金額ではありませんが、私もそうしたように、両親に負担をお願いすることになるケースがほとんどだと思います。

ただ、多くの学校には、特待生制度や奨学金制度があるようです。

どれかひとつでも条件に当てはまり、制度を利用することができれば、かなりの免除を受けられるので、気になる学校ではかならず聞いておいた方がよいと思います。

私の学校でも、特待生制度と奨学金制度の2つがあり、私は製菓技術科夜間部で「社会人経験者奨学金」を受けています。

ほかにも国がやっている奨学金制度や、学費ローンを使うこともできますから、製菓専門学校への入学を金額だけであきらめないでください。

本気で学びたいと思えば、探せばかならず解決できる方法があるはず。

まずはご両親やくわしい人に相談することからはじめましょう。

行きたいと思っている学校へ、直接聞いてみるのもいいと思います。

 

京都製菓製パン技術専門学校の奨学金

参考になるかもしれないので、私が勉強している京都製菓製パン技術専門学校の奨学金についてご紹介します。

私も専門学校を選ぶ時に調べたのですが、京都製菓製パン技術専門学校にはたくさんの奨学金があります。

※以下すべて返済不要です。

奨学金制度 金額 その他
特待生A 2年制:年間770,000円
1.5年生:年間770,000円
初年度のみ
特待生A・Bあわせて50名まで
特待生B 最大300,000円まで 初年度のみ
特待生A・Bあわせて50名まで
AO入学選考特別奨学金 最大100,000円(授業料一部免除) 第2期以降の納入学費の授業料から給付額分を減免
30名まで
自宅外通学生奨学金 最大200,000円(授業料一部免除) 採用後納入学費の授業料から給付額分を減免
20名まで
※居住区に制限あり
再進学サポート奨学金 200,000円 採用後納入学費の授業料から給付額分を減免
10名まで
社会人経験者奨学金 200,000円(授業料一部免除) 採用後納入学費の授業料から給付額分を減免
10名まで
資格取得者奨学金 最大100,000円(授業料一部免除) 採用後納入学費の授業料から給付額分を減免
20名まで
卒業生・同窓生ファミリー奨学金 100,000円(授業料一部免除) 採用後納入学費の授業料から給付額分を減免
有応募資格者全員(2親等以内の親族に大和学園グループ校の卒業生または在校生がいる受験者)
夜間部進学サポート奨学金 最大300,000円(授業料一部免除) 採用後納入学費の授業料から給付額分を減免
20名まで
帰国生徒特別奨学金 最大100,000円(授業料一部免除) 採用後納入学費の授業料から給付額分を減免
10名まで

このようにさままざな種類の奨学金があり、どれも応募してみる価値があると思います。

ハードルは少し高いですが、とくに「特待生A」「特待生B」は受けられればかなり負担を減らせるでしょう。

もしむずかしそうでも、受けられそうな奨学金があれば、そちらに応募してみてください。

 

国(政府)の奨学金

一般的に奨学金といえば、こちらの方を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。

国も勉強をしたい若い人のために、奨学金を提供していて、多くの人が利用しています。

まずは国の奨学金の大まかな種類を知っておきましょう。

  • ◆給付型奨学金 … 返済不要
  • ◆貸与型奨学金 … 返済が必要だが無利子、または低利子

給付型奨学金に関しては、利用できる人はかなり限られていますが、逆に考えると家庭の事情で進学がかなり厳しい人でも、チャンスがあるということ。

また貸与型奨学金に関しては、規模や条件を拡大する政策もおこなっていて、条件さえ合えば比較的受けられやすいので、ぜひ応募してみてください。

 

学費・教育ローン

奨学金制度以外にも、金融機関がおこなっている学費ローンや教育ローンもよい選択かもしれません。

奨学金とは違い、融資のハードルは低めとなっていることや、奨学金といっしょに使えることもあるのでじょうずに利用できると便利です。

一般的な銀行といった身近な金融機関のほかにも、国も教育ローンを提供しているので、じょうずに活用してみてください。

 

製菓の専門学校には、学費に見合う学びがある!

たしかに、専門学校で学ぶための学費は安くはありません。

ですがそれでも、専門学校には通うメリットがあるのです。

学校でなければ学べない学術的な知識、そしてたくさんの資格の取得、そして就職先の選択肢の広さです。

たしかに製菓のプロになるために、直接就職するのも方法のひとつ。

でも、就職して、その場所だけで専門的なことを勉強するのは、とても大変ではないでしょうか。

その就職先でのこと以外は、自分の知識やスキルにはならないからです。

さらに、専門学校に通うと、一度にたくさんの「仲間」ができます。

これ自体は「学び」ではありませんが、同じ夢をもつ仲間がいるって、本当にかけがえのないことだと思います。

 

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