和菓子の専門学校って?京都で和菓子の勉強中!
2018年10月17日
和菓子職人を目指している、わか子です。今私は、京都製菓製パン技術専門学校の和菓子上級科で学んでいます。
京都といえばお寺や神社といった歴史的な建造物や遺産がありますが、同じように古くから変わらない伝統的な和菓子も有名。
旅行に訪れた方なら一度は食べたことがあると思いますが「八つ橋」も京都を代表する和菓子です。
そしてほかにもたくさんの種類があります。
このブログでは、私が和菓子の専門学校で学んでいることや、学校でどんなことを学べるのかについてご紹介したいと思います。
和菓子の専門学校に通ってます!「京」が大好き、わか子です
私の出身は京都府内ですが、市内からは少し離れたところにあります。
ですがやっぱり京都で生まれて育ったからなのか、小さいころからずっと和菓子が身近にありましたし、好きでした。
もちろん和菓子だけじゃなくて「京」の町も大好き。
これからもずっと京都で暮らしていくつもりで、大好きなこの町でできる、私にとっていちばんの仕事が和菓子づくりだと感じ、この専門学校を選びました。
和菓子って、味も良いですけど、見た目もステキですよね。
季節ごとにデザインが変わったり、一つひとつがすごく凝った作りになっていたり。
もちろん、お菓子ですから味も大事!ほんのり甘くてしつこくなくて。
日本茶や抹茶に合うおいしい和菓子に出会ったら、その日にあったイヤなことも、どこかに吹き飛んじゃいます!
それだけ、私の生活の中には、和菓子が溶け込んでいるんです。
私が和菓子の専門学校に進学した理由
和菓子づくりを学ぶためには、専門学校のほかにも、直接現場で働きながら教えてもらう方法もあります。
それでも私が和菓子の専門学校へ進学したのは、学校じゃないと知ることのできない知識を学べると思ったから。
それからもう一つ、どこに行っても通用する「菓子製造技能士」の国家資格取得を目指せるコースがあったからです。
「せっかくその道をめざすのなら、だれよりも詳しくなりたいし、資格だってほしい。」
あなたもそう思いませんか?
もしそうなら、和菓子の専門学校で学ぶことは、きっと将来のために役立つはずです。
学校のカリキュラムは、1年次後期から専門コースに分かれます。
1年次の時は、洋菓子、和菓子、パンを学びます。
お菓子作りの基礎とか、お菓子の歴史とか。
和菓子と洋菓子、材料も味も見た目も違うけど、いつか大好きな京の町で、お菓子を作っていきたいと思っています。
和菓子の専門学校なら、やっぱり京都!
和菓子のことを学ぶなら、やっぱり京都でしょう。
ひとことに和菓子の専門学校といっても、全国にたくさんありますよね。
京都以外にも日本の伝統的な文化や建物が残る町はたくさんありますし、そんな場所にはかならず名物の和菓子もあり、もちろん専門学校だってあります。
でもなぜ「和菓子のことを学ぶなら京都」なのでしょうか。
その理由は、町全体が伝統的な文化を重んじている土地だからです。
それだけ、和菓子の文化や伝統が、しっかりと根づいているから。
和菓子のお店も数え切れないほどありますし、その分お菓子の種類も豊富で多彩です。
昔は、和菓子の中でも特に、公家や朝廷に献上されたお菓子を、京菓子といったのだそうです。
京都が日本の中心だったはるか昔から、京の和菓子の歴史は始まっていたんですね。
それから、京都には本当に和菓子屋さんが多い!
学校での勉強はもちろん大切ですが、たくさんの和菓子を見て、実際に食べて感じてみることは、どんな授業を受けるよりもきっと身になります!
「京都で和菓子職人になるために勉強してる」
これだけでもなんだか友だちに自慢できそうですね。
和菓子の専門学校は、和菓子作りだけじゃない!
和菓子の専門学校と聞くと「和菓子のことばかりを勉強するのかな?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
でもそうではなく、実際にはこんなことも学びます。
- 栄養学
- 製菓理論
- 食品・公衆衛生
- 衛生法規
和菓子職人になるためには、思っている以上にたくさんのことを学ぶ必要があり、作るための技術を知るだけでは足りないのです。
もちろんこれは国家資格の取得のためにも必要ですが、それよりも現場で働きはじめた時にいちばん求められる知識でもあります。
和菓子だって食品ですから、口にする人のことを第一に考えて、栄養価や衛生面についてもしっかり理解しておかなければならないのです。
それから、和菓子は喫茶と深い関わりがありますが、お茶の心は「おもてなし」です。
おいしいお茶とともに、四季を感じさせる美しい和菓子を添えることもおもてなしですが、口にする人の健康を考えることも、それと同じかそれ以上に大切なことなのですね。
おもてなしの心が根づく京都で、一緒に和菓子について学びませんか?
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