京都製菓製パン技術専門学校
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パティシエが使うケーキ作りに必要な道具とは

ケーキを作るためには、さまざまな道具が必要です。料理を作るときと同じような道具もあれば、ケーキ作り専用で使う道具などもあり、パティシエを目指す人なら、どんな道具をそろえておく必要があるのか気になるところ。そこで今回は、ケーキ作りにはどんな道具が必要になるのか、パティシエが使う道具について紹介します。

ケーキの材料を計量する道具

まず、ケーキの材料を計量するために「はかり」を使います。はかりは、細かい分量まで正しく計ることができる、デジタルスケールが広く使用されています。もちろん電池のいらないエコなアナログ式のものでもOK。デジタルスケールのほうが人気はありますが、電池切れの心配がなく、使いたいときにサッと使える手軽さのために、今でもたくさんの愛用者がいます。アナログスケールは、壊れると正確に重さを計れなくなるので、保管方法だけには気をつけましょう。

 

そして、液体を計る「計量カップ」も必須です。熱い液体を計量したり、レンジにかけることができる耐熱ガラスのカップだと使いやすいですね。

 

そのほか、少量の粉や液体などを計るのに使用する「計量スプーン」も欠かせません。こちらは、15mlの大さじや5mlの小さじのほか、もっと少量が計れるさらに小さいスプーンもあります。

 

ほかには直接分量を計るものではありませんが、生地を作るとき意外にも多くのタイミングで活躍する、キッチンタイマーもひとつあると便利かもしれませんね。今はスマホがあるので代用もできますが、ケーキ作りで手が汚れることを考えると、あまり便利ではありませんし、何よりも不衛生です。キッチンタイマーはそんなに高いものではありませんから、ひとつ準備しておくだけで格段に便利になると思います。

 

おいしいケーキを作るためには、正確に分量を計らなければいけません。小麦粉の分量が多少変わるくらいなら、あまり影響はないでしょう。ですが砂糖やお水、たまごにミルクの分量などが、ズレてしまうとぱさついてしまったり、逆にべっちゃりしてしまう…なんて失敗にもつながりかねません。

 

「計量するための道具には気を遣わない」という方も、意外と多いものですが、せっかくお菓子を作るならおいしく作りたいと思いませんか?それならやっぱり計量する道具に関しては、正確に計れるものを準備しておきたいですよね。

ケーキの生地作りに使う道具

次は、ケーキの生地作りで使う道具です。まずは「粉ふるい」。小麦粉などをふるうときに使うほか、作ったクリームなどをさらにきめ細かくする「裏ごし」にも使用できます。いくつかのタイプがありますが、卵液をこせるといった、さまざまな使い方のできるストレーナータイプを選ぶとよいかもしれません。粉砂糖をケーキにふりかける際に使う、さらにきめの細かい形のふるいもよく使われます。ほかのもので代用もできますが、便利なほうがいいですよね。

 

ほかにも地味ですが、とても大切なのがボウルです。ボウルは生地を練ったり、冷やしたり、さまざまな用途に使われる重要な道具です。ステンレス製のものやプラスチック製のものまで、たくさんの種類がありますが、選ぶとするならステンレス製。熱が伝わりやすく、氷水で冷やしたり湯煎で温めたりする場合に大活躍です。プロの現場でもボウルは大切な道具で、大半がステンレス製のもの。大切な道具だからこそ、ボウルはちゃんとしたものを選んでおきたいですね。

 

そして、生地に使う卵や生クリームの泡立てには、「泡立て器」や大きな「ミキサー」を使います。泡立て器に関しては、そこまでこだわらなくてもよいかもしれないですが、混ぜる時の効率に関わります。もしかすると「いいものと何が違うの?」と思う人もいるかもしれませんね。よい泡立て器であれば、使われているワイヤーの数が多く質もしっかりしています。見た目ではあまり違いがわかりませんが、実際に泡立て器で混ぜてみると、効率の違いにきっとおどろくはず。あまりにも質の悪いものだと、手が疲れてケーキ作りが面倒に感じてしまうこともあるかもしれません。もし予算に余裕があるのなら、ぜひ泡立て器も少しだけよいもの選んでみてください。

 

ほかには、クッキーなどの生地を伸ばすときに使う「めん棒」があり、プラスチック製と木製があります。どちらでも問題はありませんが、ケーキ作りに使うのであれば、重さがあって生地を伸ばしやすい木製のほうが適しているでしょう。またさまざまなケーキの形に生地を成型したり、型抜きをしたりするためには「型」などを扱います。

調理機器

ケーキの生地を焼き上げるのに必要なオーブンは、いくつかの種類があります。パティシエがお店で使うものとしては、上下から熱を加えるタイプの「デッキオーブン」と、熱風で焼き上げる「コンベクションオーブン」が主流で、作るケーキによって2台を使い分けているケースが多いようです。

 

またお菓子を焼く場合に使う、オーブンシートを準備しておくと便利かもしれません。オーブンシートはシリコン製で洗って繰り返し使える便利なものから、使い捨てのものもあるため、用途などによって変えてもよさそうですね。また生地を焼いたあとに、置いて冷ますためのケーキクーラーがひとつあると便利かもしれません。もちろんなくても生地を冷ますことはできるので大丈夫なのですが、便利さを求めるならおすすめです。
また工程に蒸す作業が含まれるケーキを作る場合は「蒸し器」を使うこともあります。

ケーキの仕上げに使う道具

まず、焼き上がったケーキの生地を冷ますために「ケーキクーラー」を使用し、その後ケーキ作りでも特に重要な「仕上げ」に入ります。その際、「回転台」を使ってスポンジを回しながら、パレットナイフで美しくクリームを塗ります。

また、パウンドケーキの表面にシロップなどを塗るときには「刷毛(はけ)」も使用します。ほかにも切ったり、ならしたりするときに使える「カード」もあると便利かもしれませんね。カードといえば、ケーキ作りよりもパン作りで使うイメージがありますが、ひとつあるだけで使える場面が意外にあります。

ケーキ作りの道具としてそのほか用意しておきたいもの

ほかにも、ケーキ作りに欠かせない道具はいろいろとあります。
生地の材料を混ぜるときに使う「ゴムべら」や「木べら」、オーブンの天板にしく「オーブンシート」や「クッキングシート」、さらに生クリームや生地を絞るために「絞り袋」や、絞ったクリームに形をつける「口金(くちがね)」も必要になります。

このように、ケーキ作りにはさまざまな道具が必要となります。「パティシエになるためには、全てをそろえなければいけない!」と思うかもしれませんが、一度に全部そろえても使いこなすのが難しいですし、金額的にも高くなってしまいます。
修行や勉強している内容に合わせて、必要になったものから少しずつそろえていくようにしていきましょう。