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こんなに数があるんだ!せんべいの種類を解説

よく考えると、日ごろから意外に食べる機会の多いせんべい。

自分で買うこともありますし、自分で買うことはなくても、いろいろな場所で出てくるので、思ったよりも食べていると思いませんか。

ちょっとしたお店で待っている時、親戚の家に行った時など、食べる機会は多いです。

そんなせいべいですが、いろいろな種類と個性があり、本当においしいですよね。

ですがどんな種類があるかは知らない、という人は、きっと多いでしょう。

この記事では、そんなみんなが大好きなせんべいの種類について、かんたんにご紹介します。

そもそもせんべいとは

せんべいとは、米粉を使った焼き菓子です。

多くの場合は、薄く平たい形で、醤油が塗られて硬いものが多いですよね。

せんべいの原型は大昔にすでにあったらしく、縄文時代のころには、穀物をすりつぶして練り上げ、平たくしてから焼き上げた食べ物を作っていたことがわかっています。

今の形に近いせんべいが作られるようになったのは、草加せんべいで有名な現在の草加市なのだそうです。

お団子を平たくして焼いたものが名物として有名になり、各地へ広がっていきました。

 

せんべいとおかきの違いとは

せんべいによく似たお菓子におかきがありますよね。

せんべいは平たく丸い、おかきは粒状、こんなイメージの違いがあるかと思いますが、じつは素材から違うものだったのです。

  • ◆せんべい:うるち米を素材にしたもの
  • ◆おかき :もち米を素地にしたもの

このような違いがあります。

ちなみに「あられ」もありますが、あられはおかきよりも小ぶりなサイズのものです。

せんべいとおかきの違いは、知っているようで、意外と知られていないことなんですよね。

 

せんべいの種類

ひとことにせんべいといっても、たくさんの種類がありますよね。

厚さや味付け、トッピング、製法などでも食感や味わいがまったく変わるのです。

さらに分類すると、たくさんの種類がありそうなので、ここでは代表的な5つのせんべいを紹介します。

 

厚焼きせんべい

厚焼きせんべいは、その名前の通り厚みを持たせ、醤油で味付けをしたせんべい。

一般的にイメージする、標準的なせんべいはの厚焼きせんべいでしょう。

とても硬くて歯ごたえがあり、まさにおせんべいといった食べごたえ。

スーパーやコンビニでも売られているほか、せんべい専門店でも人気です。

 

薄焼きせんべい

薄焼きせんべいは、厚焼きせんべいとは反対に、薄く伸ばした生地を焼いたもの。

味付けは醤油だけではなく、塩味のものなど多彩です。

 

海苔せんべい

醤油で味付けしたせんべいを、海苔で巻いたものです。

せんべいと醤油の香ばしい匂いに、海苔の豊かな風味が加わります。

 

揚げせんべい

せんべいを焼かずに揚げたものです。

シンプルな塩味が多いですが、甘辛い醤油で味付けされたものもありますよね。

 

濡れせんべい

千葉県銚子市発祥の、しっとりとした食感が魅力のせんべいです。

生地を焼き上げて、まだ熱い状態のまま醤油に漬け込むことで、独特の食感・味となります。

 

その他のせんべい

その他にも、ざらめせんべいやまがりせんべいなど、特色あるせんべいがたくさんあります。

全国各地に名物となっているせんべいもあり、その種類は膨大です。

 

おかきの種類

もち米を素材として、焼き上げたおかきもおいしいですよね。

お餅を小さく切って乾燥させ、それをしっかりときつね色になるまで焼いたものがおかきです。

欠き餅ともいわれています。

 

小鬼・鬼あられ

小粒で小さめのあられ。

たまり醤油など、濃いめの醤油などで味付けされることが多いです。

 

海苔巻き

小粒なあられを醤油で味付けし、海苔で巻いたものです。

食べやすくて、一度食べ始めると止まりませんよね。

 

げんこつ

大ぶりで硬く、とても食べごたえのあるおかき。

こちらも濃い目の醤油で味付けされることが多いです。

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