京都製菓製パン技術専門学校
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作り方別・クッキーの種類まとめ

「クッキー」は、焼き菓子の中でも、代表的なお菓子でですが、たくさんの種類があることはご存知でしょうか。もともとは「クッキー」とは「小さなケーキ」を意味するオランダ語が語源で、主に北米圏での呼ばれ方。北米以外では「クッキー」「ビスケット」が混同して使われていて、じつはその境目は曖昧です。

今回は、クッキーとビスケットも交えて、その分類や種類についてご紹介します。

クッキーの分類と代表的な種類

クッキーはおおよそですが、このように分類できます。

  • 絞り出しクッキー
  • 型抜きクッキー
  • 手と道具で形を作るクッキー
  • 切って作るクッキー

それぞれに歴史があり、それぞれの国で特色あるものですから、知っておくだけでティータイムの話題にもなります。ぜひ参考にしてみてください。

クッキーの種類① 絞り出しクッキー

絞り出しクッキーとはその名前のとおり、絞り袋で装飾的に絞り出して焼いたクッキーのことです。一般的なクッキーのイメージに、この搾り出しクッキーのイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

サブレ

サブレとは一般的なビスケットよりも、バターを多く練り込んで作られたものを指します。

  • ビスケット … 薄力粉1に対して、バター0.5
  • サブレ   … 薄力粉1に対して、バター1

このように、バターの割合がビスケットよりもかなり多いことが特徴で、それが独特の食感と風味を生み出しているのです。世界的にも多く作られているお菓子ですが、日本でも鳩サブレーやひよ子サブレーなど、お土産でも有名ですよね。

ビスキュイ

ビスキュイとは、いわゆるビスケットのこと。もともとは中世の時代に、軍隊や航海のため、パンを長期間保存するために作られたものが起源で、フランス語で「2度焼いた」という意味のお菓子です。

ちなみにクラッカーもビスキュイの一種で、糖分をほとんど含まないものを指しています。現代でもいろいろな味付けがされた物が作られ、世界中で食べられているお菓子です。

メレンゲクッキー

サクッとした食感と、甘くてホロッと崩れる口当たりがおいしいメレンゲクッキーは、卵白とグラニュー糖だけで作られたクッキーです。

海外の洋菓子店では一般的なクッキーで、日本の洋菓子店でも見かけることが増えてきました。ティータイムのお供にぴったりのお菓子ですね。

ラングドシャ

ラングドシャとはフランス語で「猫の舌」という意味を持つクッキーです。

その名前のとおり、猫の舌のように細長い形をしていて、軽い食感と口当たりが特徴のクッキー。日本でも、かなり古くから、北海道の定番お菓子などのベースに使われています。

クッキーの種類② 型抜きクッキー

型抜きクッキーは名前のとおり、生地を型で抜いて焼いた、シンプルなクッキーです。家庭でつくるクッキーとしても選ばれることが多く、サクッと軽い食感と素朴な味が特徴。

クッキーにチョコペンで飾り付けたかわいいものも、人気ですね。

アイシングクッキー

アイシングクッキーとは、鶏卵と粉糖で作られた「アイシング」と呼ばれるクリームで装飾されたクッキーです。かわいい見た目と保存製のよさから、プレゼントなどに喜ばれます。

特に、ハロウィンやクリスマスのシーズンなど、さまざまな色の飾りがつけられたクッキーを、お店で見かけることも多いのではないでしょうか。

ガレット

ガレットとは薄焼きのクッキーのことです。フランスのクッキーで、厚めに焼いたものはパレブルトンと呼ばれて別のものに分類されています。

クッキーの種類③ 手と道具で形を作るクッキー

生地を練り、それを手と道具で成形するクッキー。独特の形状をしているものが多いことが特徴です。

アマレッティ

アマレッティとはイタリアのメレンゲ菓子です。

卵白に小麦ではなくアーモンドパウダーを練り込んだクッキーで、バターやショートニングも使用しません。マカロンの原型になったお菓子だといわれています。

シガレットクッキー

シガレットクッキーはラングドシャの生地を薄く伸ばし、くるんと丸めて焼いたクッキーです。

大手の洋菓子メーカーの看板メニューとしても有名。サクッと軽い食感と、ホロッと崩れる口当たりがたまらないお菓子です。

スノーボール

スノーボールは丸く焼いたクッキーに、粉砂糖をまぶして雪玉のようにしたアメリカのお菓子。

洋菓子店で売られていることもありますが、アメリカでは家庭で作られることも多いです。

ドロップクッキー

ドロップクッキーとはやわらかく作った生地を、スプーンで落としてそのまま焼いたクッキーです。

型が不要で寝かす必要もないため、自宅で作ったことがある、という人も多いかもしれませんね。ナッツやチョコチップを混ぜて作られることもあります。

クッキーの種類④ 切って作るクッキー

生地を冷やす・焼くなどして固めて切り、それを焼いたクッキーの総称です。

アイスボックスクッキー

アイスボックスクッキーとは、バターの量が多めのやわらかい生地を、冷蔵庫または冷凍庫で固め、それをスライスして焼いたクッキー。

バター多めの、やさしく独特の味がおいしいクッキーです。

ビスコッティ

ビスコッティとは、生地の塊をそのまま一度焼き、固まったところをスライスしてもう一度焼いたイタリアのクッキー。生地にアーモンドが使われることが多く、バターをは使われないことが多いです。

いかがでしょうか。一言で「クッキー」といっても、実はたくさんの種類があり、それぞれに歴史があります。色や形、味や口当たりの良さなど、お好みに合わせていろいろなクッキーを試してみてください。