京都製菓BLOG

お菓子作りに使われる代表的な道具を解説

お菓子を作るために欠かせないのが道具です。

ひとことにお菓子といっても、あまりにも多岐にわたるため、作るものによってまったく道具が違います。

そのため思っている以上にお菓子づくりの道具も多いことに驚きます。

この記事ではそんなお菓子づくりに欠かせない、代表的な道具について解説します。

混ぜる道具

お菓子づくりの基本は生地です。

そして生地づくりの基本は材料を混ぜること。

そのため混ぜる道具は欠かせません。

 

ホイッパー(泡立て器)

ケーキの生地やクリームを混ぜる時や泡立てる時に使う道具のことです。

泡立て器と呼ばれることも多いですよね。

生地やクリームをボウルで混ぜるために、適した形であることが特徴。

ワイヤーの本数が多いほど泡立てに、少ないほど混ぜることに適しています。

 

ボウル

生地やクリームを混ぜる時に欠かせないものが、器であるボウルです。

混ぜるだけではなく、時には生地をこねたりなど、さまざまな使われ方があり、とても重要な道具。

またじつはボウルの素材もとても重要で、泡立てる・混ぜる・寝かす、といった用途別でも使い分けることが重要です。

たとえば湯煎や氷水で冷やす場合は、熱の伝わりやすいステンレス製のボウルが適していたり、ホイッパーで混ぜる場合は、樹脂製のボウルが適していたり、使い分けることが理想でしょう。

 

スパチュラ

食材を混ぜる・練る・裏ごしする、といった場合に使われるヘラのことです。

木製のものからシリコン製のものまで、シンプルですが種類は多彩。

スパチュラもお菓子づくりには欠かせません。

 

切る・包む道具

生地などを切るための道具も必要ですよね。

切るための道具だけでも、これだけの種類があります。

 

ドレッジ・カード・スクレイパー

これらの道具は、ボウルの底の生地を取ったり、生地を切り分けたりする時に使われる道具です。

素材も使用する用途によって分かれており、ステンレス性や樹脂製のものまであります。

厳密にはドレッジ・カード・スクレイパーは違うものだとはされていますが、実際のところ同じものがメーカーによって呼び名が違うだけなのが実情。

使う用途によって、形と素材を考えて選べば、どの呼び名のものを選んでも問題ありません。

 

パンナイフ

パンナイフは名前のとおり、パンをカットする時に使われるナイフです。

つまりお菓子づくりでは、パンを使ったものを作る時に活躍する道具。

硬いパンを切るのに適した、ギザギザの刃先ものから、食パンを切るのに適した、パンくずの出ない真っ直ぐな刃先のものがあります。

 

ケーキスライサー

ケーキづくりの際に、生地を水平かつ正確に切られるスライサーです。

ケーキを作る時に欠かせない道具のひとつだといえるでしょう。

 

クープナイフ

クープナイフとは生地に切れ込み入れるためのナイフ。

包丁などでも代用できますが、プロの作る美しい文様を表現するなら、クープナイフは必要です。

 

仕上げに使われる道具

お菓子づくりの最後の仕上げに使われる道具です。

 

回転台

回転台はケーキをデコレーションする際に役立つ道具です。

自宅で作る場合には不要かもしれませんが、あれば便利なこと間違いなし。

お菓子づくりの現場では不可欠なものだといえるでしょう。

 

パレットナイフ

パレットナイフはケーキにクリームを塗る時などに使われる道具です。

 

はけ

はけはお菓子に卵を塗る、といった工程で使われる道具です。

必須ではありませんが、あると便利な道具でしょう。

最近はシリコン素材のはけが主流になってきています。

 

計量の道具

計るための道具です。

お菓子づくりのいろいろなところで活躍します。

 

スケール

言わずとしれた、重さを正確に計るための道具です。

これがなければ正確な分量は計れません。

 

計量カップ

各材料を正確に計るためには欠かせない道具。

とくに液体を計る場合には必要でしょう。

 

温度計

温度管理が必要なお菓子づくりに不可欠です。

クリームやチョコレートを使ったデリケートなお菓子には、正確な温度管理が必要。

そのためこのような素材を使ったお菓子づくりでは、温度計を準備する必要があります。

 

ふるう・こすための道具

よりなめらかに、より正確にお菓子を作るためには、ふるう・こす、という工程を加えます。

その時に使われるのがつぎの道具です。

 

粉ふるい

小麦粉などをふるい、ダマをなくしたり、大きな粒子を取り除くために使われます。

 

裏ごし

さまざまな材料を裏ごしし、よりなめらかにする場合に使われます。

とくに和菓子の餡づくりには欠かせない道具といえます。

 

いかがでしたでしょうか。お菓子作りの腕を磨くには、これらの道具をうまくつかいこなすことが欠かせません。京都製菓製パン技術専門学校では、こうした道具の使い方から丁寧に学ぶことができますよ。

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