製菓衛生師って何?どんな活躍ができるの?
2018年9月6日
こんにちは!
パティスリー・ショコラ上級科1年次の洋子です。
あなたは製菓衛生師という資格について知っていますか?
この資格、実はパティシエやショコラティエになるために、避けては通れない重要な資格なんです。
もちろん私も合格のために、猛勉強中!
このブログでは、そんな製菓衛生師の資格が仕事にどう役立つのかについて、くわしくご紹介します。
製菓衛生師は夢への第一歩
パティシエやショコラティエなど、お菓子のプロになるために必ず欲しい資格が、製菓衛生師です。
国家資格である製菓衛生師は、衛生学や食品学、栄養学などの知識、そして製菓技術を持った、お菓子づくりのプロと認められる資格。
その活躍のフィールドは洋菓子店だけにとどまらず、つぎのような活躍の場もあります。
- 洋菓子店
- 和菓子店
- ホテル
- ベーカリー
- カフェ
- レストラン
- 製菓企業
もちろんこの資格を持っているだけで将来を約束されているかというと、決してそうではありません。
ですが、お菓子づくりの道で活躍するために、製菓衛生師の資格に合格することは、夢のための第一歩なのです。
ちなみに京都製菓製パン技術専門学校の合格率は、なんと98.5%なのだとか。
国家試験なのにも関わらず、ほぼ全員が合格する計算ですから、この学校がお菓子づくりのプロになるために、どれだけよい環境かがわかりますね。
私が受験するのは来年。これからいっぱい勉強して、まずはこの試験に受からないとですね!頑張りますよ!
※ちなみに試験全体の合格率は82.1%だそうです。
製菓衛生師になって世界で通用するお菓子をつくりたい
少し自分のことになってしまうのですが、私の夢は生まれ育った京都の町で洋菓子店を開くことです。
京都の町で有名になることはもちろんですが、実はもっともっと高い目標があります。
それはコンテストなどにも積極的に参加して「世界で通用するお菓子」をつくること。
京都から世界で認められるお菓子を発信したいと思っています。
自分が考えてつくったお菓子が世界で評価されるなんて、考えただけでもワクワクして眠れません!
そのためには、世界に出て本場の洋菓子を見て回ることも必要だし、何よりも知識や経験などが必要だと感じています。
そして、この夢に欠かせないのが、製菓衛生師の資格だと考えています。
「日本の国家資格を持っている」
たったこれだけでも、持っていないよりはずっと認めてもらえるはず。
まだ専門学校の1年次だけど、良いパティシエになるために、たくさん学ばないといけませんね。
製菓衛生師とパティシエの関係
製菓衛生師とパティシエってそもそも何が違うのでしょう?
私も最近分かったんですが、こんな違いがあります。
- 製菓衛生師 → 国家資格の名称
- パティシエ → 洋菓子職人の名称
つまりパティシエになること自体に資格は必要ないのですが、それでも製菓衛生師は持っておいたほうが良いとされています。
なぜなら、資格を持っているかいないかで、どうしても待遇が変わるためです。
それは、入社時点でもそうですし、その後の待遇にも関わるのだとか。
また、実際に資格に合格するために学んだことは、現場のお仕事でも役に立つ知識ばかりです。
たとえば、栄養学や衛生学のくわしい知識は、特定のアレルギーを持つお客様向けに、その素材を使わないで楽しんでもらうためのレシピを考案することにも役立ちます。
これって、アレルギーがあるから食べられない、でも食べたい!というお客様の望みをかなえることだと思いませんか?
お仕事をしながら独学で学ぶこともできますが、専門学校でしっかりと勉強する方が、確実に集中できますし、ずっと身になりやすいことは、想像できますよね。
もしあなたが、これからパティシエの道へ進みたいと思っているのなら、製菓衛生師の資格を夢の第一歩の目標として目指してみてください。
すばらしいパティシエになるために、かならず役に立つはずですよ。