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パン職人を目指す人なら取得したい! パン製造技能士とは

自分が好きなのはもちろん、おいしいパンでたくさんの人を笑顔にしたいと思い、パン職人への道を選ぶ人もいるでしょう。特別な資格がなくてもパン職人になることはできますが、パン職人に関する資格に「パン製造技能士」という国家資格があります。
この資格は、具体的にどんな資格なのでしょうか? またこの資格を持っていることで、どんなメリットがあるのでしょうか? 今回は、パン製造技能士とは一体どんな資格なのかを紹介していきます(2016年9月時点の情報です)。

パン製造技能士の資格とは

パン製造技能士とはパンの種類や栄養、パン生地の発酵方法など、パンを作る上で欠かせない知識と技術を持つことを証明する国家資格です。資格には特級、1級、2級と3つの等級があります。特級は学科試験と、パンの製造計画を立てて安全に作業を行う実技試験で構成されます。
1級と2級に関しては学科試験と、決められた工程に沿って時間内に、パンを作る実技試験も行われます。実技試験の内容は、1級と2級では少し異なります。

パン製造技能士は、学科試験と実技試験の両方に合格することで、資格を得ることができます。受験手数料は、受験する都道府県によって違いがありますが、学科試験と実技試験あわせて2万円ほどのケースが多いようです。

パン製造技能士の資格を取得するメリット

パン製造技能士の資格試験は、学科試験だけでなく実技試験もあるため、パンの製造に関する知識はもちろん、一定の技術を認められてはじめて与えられます。

国家資格ということもあり、製パン業界でも信頼されている資格なので、就職試験のときはもちろん、キャリアアップのために転職するときに、自分の技術力を証明することができます。資格を持っていない人に比べて、早く仕事を任せてもらえることもあるかもしれません。

また、パン職人として働きはじめた後もメリットがあります。まず挙げられるのは、収入面のメリットです。資格を持っている人は資格手当がつく場合があるため、資格を持っていない人よりも少し給料が高くなることがあります。

パン製造技能士の資格を活かせる就職先

では、パン製造技能士の資格を活かせる就職先には、どんなところがあるのでしょうか。まずは製パン店。スタッフとして働くときはもちろん、自分で独立してお店を開くときにも、学んだ知識を発揮することができます。

また、ホテルやレストランなどベーカリーがあるところや、カフェなどへ就職した際もこの資格が活かせます。ベーカリーや飲食店だけではなく、大手メーカーのパンの製造工場へ就職した場合も、新しいパンを開発するときにこの資格を存分に活かせるはずです。

パン製造技能士は、一定の実務経験があれば受験できるので、職人として働きながら資格取得を目指すことが可能です。
しかし、パン職人として必要な知識や技術を同時に学べる専門学校へ通い、卒業時に2級の受験資格を取得しておけば、1級や特急など難易度の高い資格へチャレンジするチャンスも早く得られるでしょう。京都製菓では、パン上級科に通うと卒業と同時に2級の受験資格を得られます。卒業後すぐに2級を取得して、その後1級や特急の取得につなげるために、京都製菓に通ってみてはいかがでしょうか?