close
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Facebook
  • Youtube
  • tiktok

CLOSE

製菓衛生師の資格を取得する必要性と取得方法

お菓子のエキスパートの国家資格である「製菓衛生師」。実はこの資格を持っていなくても、パティスリーや菓子製造工場などで働くことはできます。しかし、栄養や衛生、お菓子の作り方など、幅広い知識を持つ証明となる「製菓衛生師」という国家資格を取ることで、さまざまなメリットがあります。今回は、これから製菓の仕事を目指す人のために、製菓衛生師という資格の必要性について、そして資格のとり方、受験科目などについて紹介したいと思います。

製菓衛生師の資格を取得する必要性って?

なぜ、製菓衛生師の資格を取得する必要があるのでしょうか? 取得した方が良い理由のひとつとして、就職や転職に有利だという点が挙げられます。パティシエやパン職人、和菓子職人等、お菓子を作る仕事の求人に、製菓衛生師の資格を取得していることが条件になっている職場も少なくありません。また、自分のお店を開くときに必要である、食品衛生責任者になるための講習が免除され、申請だけで取得ができるのも便利なところです。

もちろん、製菓衛生師の資格を持っていなくても、製菓業で働くことはできます。しかし、いずれはシェフパティシエになりたい、自分のお店を持ちたい、製造の仕事だけでなく商品を開発する仕事もしたいなどと考えているなら、その夢を実現するためにも必要になるのです。

製菓衛生師の受験資格

では、製菓衛生師の資格は誰でも取得することができるのでしょうか? 受験するためには、次の2つのうちどちらかの受験資格を満たさなければいけません。

1つ目は、都道府県知事が指定する専門学校などの養成施設に入学して、必要な技術や知識を得て受験資格を取得するルート。2つ目は、中学校卒業以上の学歴があり、パティスリーなどの菓子製造業で2年以上実務経験を積むルートです。

この実務経験とは菓子製造の実務経験のことを表すので、会社の事務職など菓子製造とは関係しない仕事をしていた期間は含まれません。2つ目のルートの場合は、現場で技術を磨く以外にも、独学で試験対策のための勉強をする必要があります。

製菓衛生師の試験内容

最後に、製菓衛生師の試験内容をチェックしましょう。試験は「衛生法規」、「公衆衛生学」、「栄養学」、「食品学」、「食品衛生学」、「製菓理論及び実技」の6科目から出題されます。4つの選択肢の中からひとつ選ぶマークシート方式となっており、実技問題に関しては和菓子、洋菓子、製パンの分野からひとつ選択します。
ただし、菓子製造技能士の1級か2級のどちらかを取得している場合は、製菓理論と実技試験の科目が免除されます。

もちろん、働きながら製菓衛生師の資格を目指すことはできますが、仕事をしながら勉強する時間を確保するのはなかなか大変なことです。京都製菓の2年制のコースなら、製菓や製パンの実習をしっかり行いながら、在学中に製菓衛生師の資格を得ることが可能です。
そのほかのコースでも卒業時に受験資格を得られるので、資格取得の近道になるはずです。将来の可能性を広げてくれる製菓衛生師の資格取得を目指しやすいよう、京都製菓に通ってみてはいかがでしょうか。