京都製菓BLOG

パンの専門学校、学費事情を考える

パンの専門学校の学費って?

パンの専門学校へと進学するうえで、学べる環境のつぎに気になるのが学費ですよね。

どれだけ環境が整っている場所でも、やっぱり学費のことは両親とも相談が必要な、重要事項。

このブログでは、京都製菓製パン技術専門学校のパン上級科の学費と、その学費をサポートしてくれる各種制度についてご紹介します。

学費は大事、でも僕がパンの専門学校に入学した理由

ぼくがパンの専門学校に入学したのは、ごくごくありきたりな理由です。

実家では毎朝ご飯ではなく、かならずパンでした。

それが当たり前で育ったため、家族全員がご飯よりもパン派。

もちろんぼくもご飯よりもパン派で、一人暮らしをはじめた今でも、朝食は食パンやバケットが手放せません。

これが、この道に進むことになった理由のひとつです。

そしていちばん影響を受けたのは、奈良にある実家の近所にある有名なパン屋さん。

ぼくが物心つくころからある老舗のパン屋なのですが、今でも人気は変わらず、毎日たくさんのお客でにぎわっているほどです。

もちろんこのパン屋さんのすごいところはパンの味。

実家で毎朝食べていたのは、このお店のパンなのですが、本当に飽きなくておいしいのです。

しかもぼくの実家と同じように、毎日このパンを食べている、という長年のファンはおどろくほど多いと聞きます。

ぼくが目指したいのはこんなお店で働くこと。

だって自分のつくるパンを、毎日食べてくれるお客様がたくさんいるなんて、想像するだけでかっこいいじゃないですか。

「いつかはあのパン屋さんを超える職人になりたい」

こんな目標のために、パンの専門学校で今学んでいます。

パンの専門学校って学ぶ事は多いけど、学費はどうなの?

京都製菓製パン技術専門学校のパン上級科の学費をみてみましょう。

1年次 2年次
入学金 150,000
施設・設備費 220,000 220,000
授業料 770,000 820,000
実習教材費 540,000 740,000
学費合計 1,680,000 1,780,000
2年合計 3,460,000

1年次で168万円、2年次で178万円、2年間で合計346万円必要です。

この金額は全国平均で考えると、平均的な金額だといえます。

ですが、ここは「関西地区で製パン技術といえば、京都製菓製パン技術専門学校」といわれるほど知名度の高い学校。

就職率は100%、そして製菓衛生師の国家試験の合格率は94.4%と、これからパン職人を目指すぼくらにとっては、最高の環境が揃っていること間違いありません。

ぼくがこの学校を選んだのは、これも理由でした。

【特待生・奨学金】学費サポートも充実

もちろん学費をサポートしてもらえる制度も充実しています。

特待生制度・奨学金制度 給付額 その他
特待生A・2年制 770,000円 授業料全額免除(初年度のみ)
特待生A・1年制 870,000円 授業料全額免除(初年度のみ)
特待生A・夜間部 770,000円 授業料全額免除(初年度のみ)
特待生B 最大300,000円 授業一部額免除(初年度のみ)
AO入学選考特別奨学金 最大100,000円 入学前に申請
自宅外通学生奨学金 最大200,000円 入学前に申請
再進学サポート奨学金 最大200,000円 入学前に申請
社会人経験者奨学金 最大200,000円 入学前に申請
資格取得者奨学金 最大100,000円 入学前に申請
卒業生・同窓生ファミリー奨学金 100,000円 入学前に申請
夜間部進学サポート奨学金 最大300,000円 入学前に申請
帰国生徒特別奨学金 最大100,000円 入学前に申請
留学生奨学金 A・B 学校へ問い合わせ 入学前に申請
留学生特別奨学金 100.000円 入学前に申請

どうでしょう?

特待生Aになると、授業料が全額免除とか。

またここでは省略しますが、国の奨学金や各種教育ローンの利用もできます。

もしあなたが本気でパン職人のための知識を学びたい、と考えているのなら、学費をサポートするための制度は万全。

ぼく自身も奨学金制度を利用して勉強させてもらっています。

パンの専門学校で使える 政府が提供している奨学金

学校が提供している奨学金のほかにも、政府が提供している奨学金もあります。

基本的にはつぎの2つ。

  1. ①給付型奨学金 … 返済不要
  2. ②貸与型奨学金 … 返済が必要だが低利子、または無利子

給付型奨学金が受けられればよいのですが、かなり条件は絞られています。

そのため一般的には、貸与型奨学金の無利子のタイプを受ける方が多いです。

政府も無利子奨学金の対象を拡大している傾向にあり、以前よりも少し受給しやすくなっているのでチャンスかもしれません。

給付型奨学金

給付型奨学金とは返済の必要のない奨学金です。

家庭の事情により、貸与型奨学金の返済もむずかしい場合には、こちらの給付型奨学金が受けられる可能性もあります。

受給条件は以下の通り。

  • ◆住民税非課税世帯の人、又は生活保護受給世帯の人
  • ◆社会的養護を必要とする人

逆に考えると、専門学校へ進学することがかなりむずかしいという家庭事情であっても、チャンスはあるということですね。

金銭的な事情で、勉強することを諦めなければならない人は大勢いますが、そのような人たちをサポートするための制度なのです。

もし該当する場合は、あきらめずに学校の先生や、政府の窓口に一度相談してみましょう。

基本的には、毎月の学費が補助される形ですが、くわしい内容は政府のウェブサイトチェックしてみましょう。

>>給付型奨学金の詳細について

貸与型奨学金

貸与型奨学金は返済が必要なタイプの奨学金です。

どちらかというと、こちらの方が一般的かもしれませんね。

また貸与型奨学金には、利子のないタイプと、利子のあるタイプに分かれていて条件が異なります。

奨学金を受けたいのなら、ほとんどの人がこちらのタイプになると思いますが、家庭の所得の状況や学校での成績などの諸条件があるため、確認しておく必要があります。

>>奨学金に関する詳細について

学費・教育ローン

奨学金以外にも学費ローン・教育ローンなど、金融機関が提供しているローンもあります。

たとえば政府機関である、日本政策金融公庫が提供している「教育一般貸付」などです。

もちろん日本政策金融公庫以外にも、お近くの銀行などでも、ほとんどといっていいほど教育ローンがあるので、ご両親に相談してみてください。

奨学金とくらべるとハードルは低いので、比較的受けられやすいことが特徴。

また奨学金といっしょに受けられる場合も多いため、金融機関へ相談してみるとよさそうです。

>>日本政策金融公庫の教育一般貸付について

パンの専門学校の学費を手伝うのに、パン屋でバイト中です

ちなみに、ぼくが進学する時に必要だった学費は、親のお世話になりました。

それではやっぱり心苦しいので、できるだけぼくも学費を支払う手伝いをしたいと考え、時間のある日にはパン屋でバイトをしています。

パンづくりや接客を学びながら、学費の捻出の手伝いもできて一石二鳥。

もちろん一部は友だちと遊ぶためにも使っていますけどね(笑)

あなたも、ぼくが高校生の時に感じたように、パンの専門学校に進学するための学費について、悩むこともあるかもしれません。

ですが、京都製菓製パン技術専門学校は、サポートする体制もしっかり整っていますから、まずは特待生制度や奨学金の件をふまえて、ご両親や学校の先生とも相談してみましょう。

かならず、学びたい場所で学べる方法はありますよ。

【参考】パンの専門学校で使える、助成金があるってホント?

参考までにですが、調べてみたところ、厚生労働省が実施している離職者の方向けの「教育訓練給付制度」と呼ばれる助成金制度もあります。

色々と条件があるようですが、これから一度退職して、パン職人への道を目指す人には役立つ制度かもしれません。

京都製菓製パン技術専門学校の学費について、もっと詳しく知りたい方へ

京都製菓製パン技術専門学校の学費については、下のページで詳しく紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください!

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