京都製菓BLOG

パンの専門学校?どんな勉強をするの?

専門学校でパンの生地をこねる

これから進路を決めないといけない高校生のみなさんの中には、製パンの専門学校への進学を考えている人も多いのではないでしょうか?

パン職人がすばらしい仕事であることには、間違いなし!

この記事ではパンの専門学校で学ぶことや、どんな学生が多いのか、そして僕がどんなパン職人を目指しているかをお話します。

これからパン職人を目指したいと考えている人にきっと役立つはずです。

パンの専門学校で勉強中!パンをこよなく愛する男子です

ぼくは今、パンの専門学校でその道のプロを目指すために勉強中です。

もともとは奈良県の出身なのですが、この学校が製パンの分野でとても有名なことと、昔から京都が大好きだったこともあり、憧れの場所で生活しながら学ぶために、京都製菓製パン技術専門学校に進学しました。

もちろんパン職人を目指すきっかけになったのは、小さいころからずっとパンが好きだったから。

ぼくの実家は朝食がかならずパンで、そんな生活が当たり前で身近なものでした。

だから自然とお米よりもパンの方が好きなんですよね。

そしてパン職人になろうと決めたきっかけは、地元の近所にあった有名なパン屋さんの影響。

だれもが「ここのパンはおいしい」と話し、地元の小さな店ですが飽きられることもなく、いつでもお客さんであふれています。

「だれからも美味しいと言われるパンを、ぼくも作れるようになりたい」これが進学の決め手でした。

だってそんな愛されるパンを作れる職人なんて、カッコいいじゃないですか!

それまでは、ただのパンをこよなく愛する男子でしたが、好きが高じてその道に進むことになったのです。

パンの専門学校には意外に男子が多い?

「パンの学校」と聞くと、女子が多いイメージはありませんか?

というよりも、製菓系の学校には女子が半分以上いる、という場合も少なくはないみたいですね。

ですがパン職人はじつは男性が多い仕事で、京都製菓製パン技術専門学校でも、男子は多いです。

パン屋さんに行くとアルバイトさんやパートさんが多く、そのため女性が多い印象で、外から見ると男性が少なく見えます。

ですが調理場では、見えないところで男性が一生懸命働いているんです。

もちろん女性もパン職人を目指す人は多く、雑誌やテレビでも見かけることが増えています。

その影響もあって、過去にくらべると女性もかなり増えているのだとか。

実際に学校でもクラスに女子がたくさんいますし、彼女たちもプロになるために真剣です。

パンの専門学校で学ぶメリット

パン職人になるためには、いくつかの方法がありますが、まずは専門学校に通うのがよいと思います。

なぜならたくさんのメリットがあるからです。

  1. ①パン作りについての知識と技術が身につく
  2. ②たくさんの資格が取得できる
  3. ③就職にとても有利
  4. ④たくさんの仲間ができる

ほかにも挙げようと思えば、いくらでも出てきてしまいますが、代表的なメリットはこの4つです。

パン作りについての知識と技術が身につく

パンの専門学校で知識と技術が身につけると、就職する前とした後の両方で役立つはずです。

学校へ通わずに、パン作りの現場へ就職する方法もありますが、そうなると現場での知識と技術は伸びますが、全般的な知識と技術を知ることに限界があります。

もちろん独学での習得もできますが、毎日仕事が終わってから自分をコントロールして勉強することはとてもむずかしいです。

だから学校で1.5〜2年の時間をかけて、しっかりと基礎的な勉強をすることがとても役立ちます。

学校じゃないと学べないこともとても多いのです。

たくさんの資格が取得できる

パン作りに関わる資格がいくつかあります。

  • ◆パン製造技能士2級(国家資格)
  • ◆専門士
  • ◆製菓衛生師(国家資格)
  • ◆サービス接遇検定
  • ◆食生活アドバイザー

卒業するまでに、ここにあるような資格をできるだけたくさん取得しておくと、就職と仕事に就いたあともかならず役立ちます。

とくに役立つのは国家資格!

国家資格は就職活動と転職の両方で役立つため、できる限り取得しておきたいものですね。

そのほかの資格に関しても、持っているほど有利になるので、勉強しておいて損はないと思います。

それに資格って持っているだけで、なんだか誇らしく感じるものですよ。

就職にとても有利

高校を卒業したあとに、直接パン屋さんに就職することもできますが、専門学校を出てからのほうが、ずっと選択肢が広がります。

なぜなら先ほども紹介した、基本的な技術や知識、そして資格というアドバンテージがあるからです。

でもそれ以上に、信頼のある専門学校を卒業しておくだけでも「あの専門学校の出身なら安心できるな」と信頼されるもの。

学校を卒業して活躍している先輩たちが、長年積み重ねてきた信用があるからこそですね。

地元の人気のパン屋さんから全国で有名なパン屋さんまで、就職先にたくさんの選択肢が増えるはずです。

たくさんの仲間ができる

専門学校で得られるのは、知識や技術、資格だけではありません。

いっしょに学び、同じ目標を持つたくさんの仲間ができることも大きな財産となります。

働きはじめてしまうと、どうしても交友関係は狭まるもの。

付き合いは職場の人や周辺の人に限られてしまいますし、悩みや本音はなかんなか話しにくいものです。

でも専門学校でできた仲間なら、どんなことだって話せますし、ずっと付き合っていけるもの。

一生付き合っていける仲間がたくさんできることは、すごくいいことだと思いますよ。

パンの専門学校から、理想のパン屋を目指す!

ぼくはこのパンの専門学校から、自分が理想としている「あのパン屋」の味を目標にがんばるつもりです。

パン職人になるだけなら、じつは学校に行かなくてもなろうと思えばなれますが、世界中で通用するようなパン職人を目指すのなら、やっぱり基礎から深いところまで、アカデミックな知識が必須だと思っています。

なぜなら素材から技術まで、思っている以上に膨大で幅広い知識が必要だから。

例えば、パンの原料となる小麦粉。

「小麦粉」というとすごくおおざっぱですが、実際にパン作りに使う小麦粉は、強力粉や準強力粉と呼ばれます。

お菓子作りには薄力粉だそうですが、この薄いとか強いとかって、なんの意味だと思いますか?

これ実は、粉の中に含まれているタンパク質が関係しています。タンパク質をより多く含むものが強力粉、少なくなっているものが薄力粉です。

パン作りを知っている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、ぼくは学校に入学するまで、まったく知りませんでした。

実際に授業を受けていると、学校で学んでいるからこそ知ることのできることばかりだと感じていますし、ぼくが目指すパン職人になるために、京都製菓製パン技術専門学校を選んでよかったと感じることは多いです。

「毎朝たくさんの家庭で食べられるパンを作る」という目標のために、卒業までに学べることはなんでも学びたいと思っています。

あなたが「パン屋で働きたい」または「パン屋を開きたい」と本気で考えているのなら、京都という学生にやさしくて住みやすい環境で、ぼくといっしょにこの学校で学んでみませんか?

京都製菓製パン技術専門学校のパン上級科について詳しく知りたい方は、ぜひ下のページをご覧ください。入学から卒業までの流れや先輩の声を掲載中です!

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