京都製菓製パン技術専門学校
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パン作りに必要な基本的な材料をご紹介

パンはどのように作るかご存知ですか?

生地を作って、発酵させて、焼きあげる。

この手順は知っているという人は多いと思いますが、具体的な材料については知らないという人も多いのではないでしょうか。

たとえばパン作りにバターは必要だと思いますか?

答えは「いいえ」です。

じつはバターは基本の材料ではなく、かならずしも使われる材料ではありません。

このように知っているようで知らない、そんなパンの材料について詳しく解説します。

パン作りの主な材料

まずはパン作りの基本の材料についてチェックしてみましょう。

基本の材料とは次の4つです。

  • ◆小麦粉(強力粉)
  • ◆イースト
  • ◆食塩
  • ◆水

これを見て「あれ!こんなに少ないんだ!」と感じた人も多いのではないでしょうか。

パンを作る際に、最低限必要なのはこの4つだけなのです。

これ以外の材料は「副材料」と呼ばれ、パンのバリエーションを広げるために使われるものだといえます。

 

小麦粉(強力粉)

まずはパンのベースの中でも、もっとも重要な小麦粉です。

パンの骨格となり、生地そのものの膨らみや、やわらかさの決め手となる重要な素材。

作る工程も重要ですが、小麦粉選びはそれ以上に重要だといっても差し支えありません。

また小麦粉には「超強力粉・強力粉・準強力粉・中力粉・薄力粉」がありますが、パン作りに使われるのは、準強力粉以上のもの。

それ以下のものは、パン作りには適していないため、あまり使われることはありません。

 

イースト(酵母)

パンが発酵してふくらむのは、イーストや酵母の働きによるもの。

イーストの働きは、小麦粉に含まれる糖分(炭水化物)をアルコールと炭酸ガスに分解することです。

この過程でパンは発酵し、ふんわりと膨らむようになります。

またイーストにもいくつかの種類がありますが、家庭で気軽に作るのであれば「ドライイースト」でしょう。

保存も効き、管理もしやすいため、ホームベーカリーにはぴったりです。

ですがお店などでこだわって作る場合には、管理はむずかしくても、風味をよくするために生イーストなどが使われます。

 

食塩

塩はパン作りにとても重要なもの。

味付けにはもちろんのこと、生地を練っている段階でも必須の調味料だといえます。

なぜなら塩を入れずに生地をこねると、ベタベタとしてしっかりこねられないことや、発酵させても持続力がなく、すぐにしぼんでしまうためです。

ホームベーカリーの失敗で、もっとも多い原因でもあります。

 

水は材料同士をつなぎ合わせ、柔らかさなどを決める重要なものです。

こだわるなら、汲んできた湧き水の硬水などを使うとよいのですが、一般的にはそこまでこだわる必要はないでしょう。

ただしイーストが好む弱酸性とは反対の、アルカリ性の水は避けておくべきです。

あまり活発に活動できず、ベッチャリとした仕上がりになってしまいます。

 

パン作りのバリエーションを広げる材料

パン作りのバリエーションを広げる、いわゆる副材料にはつぎのようなものがあります。

  • ◆バターなど
  • ◆砂糖
  • ◆牛乳
  • ◆卵
  • ◆その他

これらがなくてもパン作りは可能ですが、あるとさまざまなバリエーションのパン作りができます。

必要に応じて準備しておきましょう。

 

バターなど

バターやショートニングなどは、パン生地の柔軟性を高めたり、柔らかい出来上がりのために使われます。

またバターのふんわりとした香りが、パンの風味を倍増させるのです。

 

砂糖

砂糖はイーストのエサになるだけではなく、柔らかい出来上がり、そしてキレイな焼き色を付けるために役立ちます。

またもちろんパンそのものに甘みを付けるためにも活躍します。

 

牛乳

牛乳を少量加えることで、香りや焼き色の向上に役立ちます。

牛乳だけでなく、脱脂粉乳や生クリームが使われることも。

 

卵はパンの焼き色をよくし、風味を向上させるために使われます。

パンの表面に塗ることで、照りを出すために使われることも。

必須ではありませんが、あるとよい材料でしょう。