ヨーグルトの種類を解説!おいしく健康にも最適な万能食品
2019年2月7日
さわやかな酸味と独特の風味でとてもおいしいヨーグルト。
おいしいだけではなく、乳酸菌をたっぷりと含んでいて、腸の調子を整えてくれたり、免疫を高めてくれたりと健康にもいいイメージがありますよね。
またおやつに食べるだけではなく、料理に使うこともできますし、たくさんの活用方法があり、いろいろと使える頼れる食材でもあります。
そんなヨーグルトですが、どんな種類に分けられるか考えたことはありますか?
この記事では、ヨーグルトの種類を製法やタイプ別で分類・解説したいと思います。
ヨーグルトとは
ヨーグルトとは、生乳に乳酸菌や酵母から発酵させて作られる食品で、いわゆる発酵食品です。
液体である乳が固まるのは、乳に含まれる乳酸によって、カゼインが固まる作用を利用。
また「ヨーグルト(yogurt)」という言葉はトルコ語ですが、同様の食品は世界各国にあります。
一般的には乳牛の生乳が使われることが多いですが、ヤギや羊などいろいろな動物の乳も利用されているのだとか。
あまりにも昔から食べられていたことから、正確な起源は分かっていませんが、およそ7,000年前ごろから食べられていたようです。
保管していた乳に、偶然乳酸菌が入り込み、自然発生的にできあがったものが始まりなのではないか、と考えられています。
またFAOやWHOでは、ヨーグルトを「乳と乳酸菌を原料とし、ブルガリア株とサーモフィラス株が大量で、その発酵作用で作られたもの」と定義されていますが、日本国内では「発酵乳」とされていて、とくに使われる菌に指定はないです。
意外と日本ではアバウトな分類なんですね。
製法別ヨーグルトの種類
ヨーグルトを作る製法はいくつかあり、大きく分けるとつぎの通り。
- ①前発酵タイプ
- ②後発酵タイプ
この2つの製法のどちらで作られるかで種類が違います。
製法①前発酵タイプ
タンクを使い、まとめて発酵させる製法です。
発酵が終わったら、適度な硬さに調整されてから容器に詰められます。
その製法から、流動的なヨーグルトとなるため、ドリンクヨーグルトやフルーツを加えたヨーグルトなどの製造向け。
タンクでまとめて発酵させることから、衛生面でも優れています。
製法②後発酵タイプ
乳に乳酸菌を加えたあとに、販売するための容器に入れて、そこで個別に発酵させる製法です。
容器に詰める前に撹拌するといった工程がないため、流動性のない仕上がりとなります。
スーパーなどでふつうに売られている、いわゆるプレーンヨーグルトは、この製法で作られているものが多いです。
ヨーグルトのタイプ別の種類
製法別のつぎは、タイプ別の種類をご紹介します。
細かくわけるともっと増えそうですが、大まかにわけるとつぎの通り。
- ◆プレーンヨーグルト
- ◆ハードヨーグルト
- ◆ドリンクヨーグルト
- ◆ソフトヨーグルト
- ◆フローズンヨーグルト
ほとんどの人が、全部を口にしたことがあるのではないでしょうか。
こう見ると、いつも意識せずに食べてはいますが、たくさんの種類があることに気付かされますよね。
種類①プレーンヨーグルト
プレーンヨーグルトは、砂糖などの添加物は一切使わず、乳をそのまま乳酸菌で発酵させたものです。
ヨーグルト本来の味をそのまま楽しめ、いろいろな食べ方ができるうえに、料理に使うこともできます。
種類②ハードヨーグルト
ヨーグルトを作る乳と乳酸菌に、甘味料や果物を加え、寒天・ゼラチンなどで固めたヨーグルトです。
3つくらいの連なったカップに入ったヨーグルトは、このタイプが多いですよね。
種類③ドリンクヨーグルト(飲むヨーグルト)
ヨーグルトを撹拌して飲めるタイプにしたものです。
シンプルに甘味料を加えたものから、果汁や香料を使って味付けされたものもあります。
種類④ソフトヨーグルト
プレーンヨーグルトを砕いてやわらかくなめらかにし、甘味料や香料、果物などを加えたものです。
小分けにカップされたヨーグルトには、このタイプのものも多いですよね。
種類⑤フローズンヨーグルト
甘味料や香料、果物などで味付けしたヨーグルトを、たっぷりの空気を含ませながら凍らせた氷菓です。
夏の暑い日に食べるのにぴったり!
キンと冷えて、さっぱりとしたさわやかなヨーグルト特有の風味が、本当においしいお菓子ですよね。