田中幹人校長/「食の未来」を語る──伝統とテクノロジーが交差する、京都発の教育最前線
2025年5月12日
5月9日放送のKBS京都「きょうと経済テラス・キュンと!」では、特集「食の未来」と題して、
京都発の最先端技術と教育現場での挑戦が紹介されました。
コメンテーターとして学校長、学校法人大和学園副理事長 田中幹人が出演。。
教育と「食」の交差点から見える未来について、リアルな取り組みとともに語られました。
■“伝統とテクノロジーの融合”がつくる未来の料理人像
番組冒頭、田中校長は「食の未来」というテーマについて、「伝統とテクノロジーの融合」をキーワードに語ります。
長年受け継がれてきた調理技術や食文化を守りつつ、AIやVRといった先端技術を活かすことで、より持続可能で創造的な“食”の形を模索しているといいます。
その思いは、大和学園の様々な取り組みに反映されています。
■VRで学ぶ「すし職人の視点」──教育の新常識
番組では田中校長がスタジオに持参したVRゴーグルを使って、京都調理師専門学校・京都製菓製パン技術専門学校で導入しているバーチャル授業を紹介。
なんと、学生はVRの中で“すし職人の目線”でカウンターに立ち、お客さまの表情や手の動きまでも体験できるのです。
コロナ禍を機に開発されたこの学習コンテンツは、現在70本以上にのぼり、学生からも非常に高い評価を得ています。
■配膳ロボットも登場!デジタルで変わる調理教育
さらに番組では、以下のような最新技術を用いた教育の取り組みが紹介されました。
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スマートグラスを活用したリアルタイム視点の実習
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AIとの面接トレーニングやデザイン演習
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配膳ロボットを活用した学生レストランの運営(累計4万人来店)
田中校長は、「もはや料理人も“デジタル”を使いこなす時代」と語ります。伝統を重んじながらも、未来の現場で活躍できる人材育成に注力している姿勢が印象的でした。
■腸内細菌でブリが育つ?驚きの「養殖テクノロジー」に共感
後半のVTRでは、京都大学発のスタートアップ企業「ホロバイオ」の取り組みを紹介。腸内細菌の力で養殖魚を健康に育てるという、まさに革新的な技術です。
田中校長は「地域の郷土料理の継承や、環境配慮型の教育にもつながる可能性がある」と強い関心を示していました。
■水素で調理!?持続可能なエネルギーと「食」の未来
もう一つの注目技術は、水素ガスコンロ。
地球環境に優しいこの熱源で作った料理は、食材本来の味を引き出す可能性もあるとのこと。
田中校長も「まだ体験したことはないが、教育現場での導入にも興味がある」と期待を寄せていました。
■京都から、世界へ。「人」を育ててつなぐ役割を
番組の締めくくりで田中校長はこう語りました。
「京都の技と心を若い世代が受け継ぎ、世界に発信していけるように。教育の力で、その後押しをしていきたい。」
伝統と革新を両立させながら、未来の料理人を育てていく姿勢に、多くの視聴者が共感したことでしょう
【オンエアについて】
【放送予定プログラム】※オンエア内容および出演者は変更になる場合があります。
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